温泉旅行 in 日田&湯布院 第1部
寝起きでボーっとしながらお茶漬けをすすってたら、気づけば朝の7:45分。
急いで支度をしたものの、始業ラッシュの渋滞に巻き込まれたバスにはかなわず...
腕時計と頑張ってにらめっこしたのも虚しく、駅に到着するちょうど一分前に電車が出発してしまいました.
ここで、無事に8:02の便に乗りそこねる。(^^♪
こんなかんじで1泊二日の地獄の温泉旅行が幕を開けました。
まず、所望の電車に乗り遅れたのでローカル線に乗ります。
めっちゃのどかな田園風景が続く中、田川後藤寺駅に到着しました。
しかし、ここで次の電車の発着までの2時間をつぶさないといけない。
街をぶらぶらするために駅を出ようとして駅員さんに切符を見せると,苦笑いされます。おかげで何かを察しました。人っ子一人いませんぜ.
まぁ,自分も駅の構内を出てから察しましたよ.
いやでもね,駅前にアーケード街があるなんてこんな素晴らしい立地はないでしょう。
駅前にオシャレなカフェがあるみたいだったんですが,カフェの開店時間待ってたら,日田方面行きの電車いっちゃうんですよね.
でも,2時間どうやって時間をつぶそうかなーと考えていたけれど、 カフェの開店時間まで待つわけにもいかないし、コンビニも見当たらないし,公民館めっちゃ寂れてるし。
とりあえず,駅の周辺をぐるぐる回ってたのですが,本当にただ,ぐるぐる回ってました.
高架下は,レンガ造りで古風な感じが残っています.しかも落書きも少ない.
地元住民による交流会もあるようです.
しかしまぁ、エビフライのフライだけ残ってしまったというか。街並みをフライとすると,肝心のエビがないんですよね.昔は、アーケードもたくさん人があるいていたのでしょう。人はどこに行った。
道行くおじさんに、「学校はないのかね?」と尋ねられる始末。
しかし、本当に治安が良くて,犯罪が少なそうな街ですね。
その頃丁度雨が強くなりだしたんですよね.
というわけで,残りの1時間は畳4畳分くらいしかない駅の待ち合い室で「ねじまき鳥クロニクル」を読みながら時間をつぶしました.
あと,待合室にもBLものの漫画が置いてあるのはなんなんだ.
体力ゲージ
歩きすぎ -10
体力[90/100]
2時間後,無事に添田駅に到着しました。
駅のホームまで200mくらい歩かないといけないのが玉にキズ
いや、駅の待合室に漫画が置かれてあるのは、流行りなんでしょうか??
(しかも、さっきの駅と同じく漫画のバリエーションで駅の利用客層がわかってしまうという。
添田駅は道の駅って言った感じかな.周りには菅原文太が出てる映画とかの昭和レトロ写真の販売コーナーがありました.
実は、日田彦山線は2017年の九州豪雨の影響から復旧していないのです。
元々赤字路線なのに、復旧には地元住民が出資しないといけないらしく...
そのため、ローカルバスでごとごと揺られながら日田市まで向かうことになります。
日田駅が近づくと,農家のおっちゃんばかりではなくて学生も乗り出します.
途中JKが大量に乗って来た時は、マジでびくびくしてた。
13:00ちょっと過ぎ.
ここでやっと、日田市に到着します。
日田市は進撃の巨人で有名な作者さんの出身地です。
銅像があったり、のぼりがあったり、、、、
田川市も田舎な感じがして良いのですが、日田市は日田市で、やはり観光地としての良さがあります。
再度言っておきますが,まだ疲れてないので,余裕をぶっかましています.(時獄篇は第2部でお届けします.
図1 元気がまだあった時の様子
さて、やっと本命の日田温泉につきました。
温泉ですよ!温泉!めちゃくちゃ豪華ですね。
最近の流行のホテルのロビーはモルタル調なのかもしれませんが,やはり日田市.ホテルの床材は格子状のタイルで敷き詰められていました.
入口の雰囲気からして,平成初期に建てられた感じですね.奥ゆかしい.
あと,日田温泉は、露天風呂付きで、地上10階から下界の民を見下ろすことができます。
フェンスに体を押しつけて街を眺めてると、橋を渡ってる車の運転手と目が合いました。
お風呂でゆっくり浸かっていると、14:30を回っていました。
実は、日田焼きそばはかなり有名です。鉄板で炒めたカリカリの麺と具材がソースと絡みつくため、病みつきになるのだとかなんとか。
ですが、日田市は大抵のご飯屋さんが15:00に締まります。(おいっ
(実はこの間に財布を日田温泉のコインロッカーに忘れたとかで,30分くらい必死に探しまくってます.)
日田市内の焼きそば屋さんを訪れるためにさらに5kmくらい歩き回った中で、やっと営業中のお店を見つけました。
それが、日田焼きそば、想夫店本店です。
元祖日田焼きそばのお店らしいです。税込1210円もしましたが、美味しいと感じるカリカリ感を保ちつつ,適度な濃さの味加減は一人暮らしの身には到底作れないと感じました.感無量といった感じです。
体力ゲージ
歩き疲れ -10
飯食った +5
体力[85/100]
歩き疲れた中で、ある博物館に出会います。それが,日田天領ウィスキー博物館です.
おかしいですよね。だって、ここ温泉の街ですよ。庶民向けの料理屋とスナックと昭和臭い温泉宿が立ち並んでるなかで、なんでこんなところに個人経営の博物館があるんですか。
異常です。自分の中の「ここやばいぞアンテナ」がびんびんに立ってます。
入館料が800円。たけぇ。
学生なのにこんな大金払えるか!とか心の中で愚痴りながら渋々お金を払って、館内を散策します。
「こちらは、1920年代の禁酒法時代のギャングが作っていたウィスキーで,こちらは、世界最小のウィスキーとなります。」店主が饒舌に説明を続けます。
あとは、ちょいえっちなウィスキー宣伝用の80年代ポスターがあったりかな。
金髪の外人がはだけてビーチで寝転がってるポスターが店の奥まったところに隠して展示しているのが,またかわいらしかった.
退店時には,ドリンク一杯無料サービスが付いてきます.
「いやぁ、中学生の頃からウイスキーを集め続けてですね、40年収集を続けているんですよ。そういうわけで、家の女房とは首の皮一枚でつながっています。ははは。」
「まぁ、もし良かったら夜20:30からバーを開けるので是非。あと、youtubeもあるので,ウィスキーの解説動画をあげています。加えて近くに兄弟が経営している飲食店があるから、そこも行ってみるといいですよ.うちの名前を出すと多分学生さんということで面倒見てくれますよ」と、よくある宣伝をされます。
(しかも早口で。本当は,博物館の閉店20分前に駆け込んで入ったのが申し訳なかったのですが...
さて、ここから本当の旅の地獄が始まるのでした。
第2部に続きます。